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​Real vol.5

「本物を追求し続ける。」

本物とは何か。

「嘘、偽りのないこと」

それは間違っていない。

しかし、

辞書にはもう一つの意味がある。

「見せかけではなく、

実質を備えていること」

上手く魅せようとしない。

「実」を伝えるのだ。

和太鼓集団 鬼太鼓座

​  座長 松田 惺山

      

 ×

合同会社レッドクリエイト

 

 A.Ka代表 三井所 健太郎     

          

n日本和太鼓の原点と呼ばれる「鬼太鼓座」

国内外から名声と評価を浴び続けるも、

その活動の根底は

「本物の音を追求すること」に向けられてる。

ショービジネスではなく、波動を通じて眠った本能を引き出すこと。

表現者のリアルな現場に伺いました。

​前編

​本物を追求し続ける。

後編

​前編

​本物を追求し続ける

​PVの撮影後にお話を伺いました

三井所

松田​

 

三井所

松田

三井所

松田

三井所

松田

三井所​

松田

三井所​

松田

三井所​

松田

三井所​

松田

三井所​

松田

本日は撮影お疲れ様でした。

お疲れ様でした。

改めて、赤パンと演者が複数揃うと面白いですね。

はい、とても面白かったです。

なんだか、ユニフォームみたいで笑

そうですね笑

元々の鬼太鼓座さんのコンセプトカラーが赤だったのが効いていたと思います。

確かに。

最初は赤に赤なので、どうかなと思ったんですが、徹底的な赤の追求は、濃淡を生み出し世界観として結果的に面白かったです。

※気になる方はこちらより。

 コラボ画像動画

ですね。

赤は強い色なんですが、もともと日の丸の国旗が赤です。

日本人としてはすんなり受け入れやすいのかもしれません。

鬼太鼓座とのコラボレーションは

演目としては、いかがでしたか?

そうですね。

改めて鬼太鼓座さんの太鼓の音は、

「他と違うな」と思いました。

振動というか波動に近い衝撃が、魂をダイレクトに揺さぶる感覚があります。

この違いってどこから来ているんでしょうか?

はい。

現在、和太鼓の創作集団は数多くありますが、私たちは「上手く魅せること」を目的としていません。

本質として、

「和太鼓の本来持っている音を最大限引き出すこと、そのために徹底的に掘り下げて努力すること」

しかしてないんです。

そして、演目でその波動を感じ取ってもらえるか。

三井所さんはそれを感じ取ったんだと思います。

表現の一方通行ではないと。

はい。

確かに、演奏中も

和太鼓を通じて対話をしている感覚がありました。

皆さんにそれを感じて欲しいんですね。

私たちは気づかないうちに人間本来の感性が麻痺していたり、鈍化していたり、隠されたりしています。

でも本来は皆ちゃんとあるべき感性が備わっていて、活性化していくことができると思うんです。

眠っているだけなんですね。

はい。

太鼓の持つ波動が人間本来の感性を引き出すきっかけにして欲しいんです。

そしてその感覚は、音楽に限ったことではなく、政治だとか経済、自然環境含めての、人間の感じる力に通ずると思っています。

なるほど。

だから、私たちの活動は音楽表現ではなくて、和太鼓の波動を通して、感じてもらうこと。

そのために、一生懸命太鼓を打って、努力してその中で、同じ空間にいる人たちと、繋がりたいと思っています。

三井所

​松田

三井所

松田

三井所

松田

三井所

なるほど。

それが違いにつながっているんですね。

演者も「どうだっ」て魅せてないですよね。

はい、魅せてないです。 

もちろん、観客と向き合っているんですが、何だろう。

目の前の和太鼓とも真剣に向き合ってるし、演者が自分自身と向き合っているような感覚すら受けました。

 

そこが一番大事です。

それが印象的なシーンがあって、

リーダの吉田さんが、演奏後半の演目「大太鼓」を全力で叩ききった後に、一呼吸も置かずに、ファイナルの「屋台囃子」を全力で叩いていたんですね。

 

はい。

よく見てますね笑

 

 

その間の一瞬に鳥肌が立ったんです。

 

相当な手練れでも、大太鼓の演目をこなした後だと息が切れて、次にまともな演奏はできない。

 

なのに、次の屋台囃子も過酷で、

腹筋を反る格好で全力で太鼓を打ち続けなければなりません。

​屋台囃子。この体勢で太鼓を打ち続ける。

​松田

三井所

松田

三井所

松田

三井所

松田

三井所

松田

 

三井所

 

 

 

 

 

 

​松田

三井所

松田

三井所

松田

三井所

松田

三井所

松田

三井所

松田

三井所

松田

三井所

松田

三井所

松田

三井所

松田

三井所

松田

はい。

そこに、向き合われている吉田さんの姿を見て、大げさではなく、

「あ、この人はこの一瞬に命かけてるな」と。

これは、とんでもないものを見たぞ、と思いました。

あそこも演出や計算ではないんですよね。

ただ、彼はひたむきに打ち続けているだけなんです。

もちろん、しんどいだろうと思うし、

ダメかなと思う時もあると思います。

ただ、あえてその先の世界に自分を追い込んでいるんです。

感じました。

そして、実はその先に鬼太鼓座の求める感性を引き出す世界があります。

そこに行けるかどうか、が大事なんです。

なるほど。

それが走楽論にも根付いているわけですね?

 

※走楽論とは、

「走ることと音楽とは一体であり、

それは人生のドラマとエネルギーの反映だ」という鬼太鼓座独自の考え。

はい。

私たちは合宿所で集団生活をしており、徹底した走り込みを行います。

ただ、それは義務的に「やんなきゃなぁ」というネガティブなものではないんですね。

毎日毎日繰り返し、既に習慣にしています。

皆さん「大変ですねぇ」と言われるけど私たちにとっては、それが当たり前。

体の面だけではなく、心の面でも作用している。

はい。

その積み重ねが、演奏に反映されていけば「もうダメかもしれない」、のところで光が見えてきます。

客観的に見れば過酷で大変です。

だけど、それをやることでしか発見できない感覚を五感で感じることができます。

私はその感覚を世界中の人に感じて欲しいと思っています。

鬼太鼓座さんの演奏を聴いた人は感じていると思います。

一方、現代に目を向けると本来持っている五感の部分は感じづらい世の中になってますよね。

そうですね。

あまり自分の五感を使わなくても

便利に、バーチャルの世界で、何となくいい気分にさせられますから。

感性の筋肉を使わなくなって

しまうんですよね。

音楽もインターネットで聞けるし、情報も簡単に手に入る。

もちろん両方あってもいいと思うんです。

ただ、音楽は直接聞かない限りは全て、電気信号に変換された音でしか、伝わらないんですね。

そこに一つフィルターが入ってしまう。

そうなると一番伝えたい太鼓の波動は伝わりません。

確かに。

また、「音楽は国境を越える。」と言いますが、これも西洋音階が基準なんです。

クラシックからロックまで基盤は全て西洋音階。

確かに。ここにもフィルターが。

はい。

共通言語を介して、国境を超えているけど、もっとシンプルに国境や人を越えるやり方はあるはずなんです。

その例として、世界には民族音楽や民俗芸能という土着の音楽があります。

 

ここには元来、西洋音階も電気信号もありません。

確かにそうですね。

そして、日本にも和太鼓があります。

シンプルで音階もない。

確かに言語も知識も必要ないですね。

振動という人間本来の感覚に訴えるからこそ、和太鼓には国境の線や民族の違いは関係なくなります。

そして和太鼓に限らず。日本の文化はシンプルでプリミティブです。

その分、頭ではなく心に訴えかける深さを持っていると思います。

以前、松田さんが仰られていたアメリカの少年刑務所でのワークショップの話を思い出しました。

そうですね。

今年の2月・3月に行ったアメリカツアーの時のことです。

アメリカの少年刑務所でのワークショップとなると一筋縄ではいかなそうな。。

はい。

制約がかなり有りました。

持ち込む荷物については当然ですし、

直接挨拶や会話をしてはいけない等々。

ワークショップ中にQ&Aコーナーがあったのですが、必ず刑務官を通してのやりとりが必要でした

会場に入ってきた彼らの様子には、仲の悪い者同士が睨み合いをしていたりと、彼らにとっての日常を象徴するような雰囲気もありました。

最初は刑務官も、演奏を冷やかしたり、邪魔したり、暴動に走ったりだとかセキュリティ面も警戒していたようです。

確かに。

彼らがバチを持てば凶器に変わります。

そうです。

ただ、実際に演奏すると、一発目の太鼓の音で場の空気が一瞬で変わりました。

殺人を犯してしまったような子でさえ目の色を変え、真剣に太鼓の音に向き合ったんです。

そして、その時は誰一人、取り乱すようなこともなく、真剣に私たちの波動と対話してくれました。

すごいですよね。

まさに国境がない世界。

はい。

その中の受刑者の一人が演奏後、刑務官や受刑者の皆の前で

「私も鬼太鼓座に入れますか?」と質問してきました。

感じ取ったわけですね。

そうです。

その質問に対して、座員の一人が

 

「私達は毎朝6時前に起きて6マイル以上(約10Km)走ります。

午前・午後のトレーニング、食事は交代で作って食べ、何より禁酒・禁煙!自分の目標を達成するためには犠牲にすることも多いですが、あなたにそれができますか?

できると思ったら来てください。待っています!」

 

と答えてくれたのです。

​鬼太鼓座が生み出す音は国境を越える

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​「本物」を、ジブンに。