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​Real vol.2

「捨てるもの、守るもの」

良くないことは捨て、

良いことは守る。

そんなことは誰でも分かってる。

けど、

それがなかなかに難しい。

大抵、良くないことは

伝統だとか過去の成功を

まとって居座っているからだ。

「これおかしくない?

そう言える社風があることが

実は一番守らなければいけない

良いこと、かもしれない。

株式会社モリイチ

​  代表取締役 大庭 陽一

 工場長  宮原 利昌

×

合同会社レッドクリエイト

 

 A.Ka代表 三井所 健太郎     

          

​激動のリネンサプライ業界において、国内トップを走る「株式会社モリイチ」

戦後の高度経済成長、東京オリンピックを支え

自社のクオリティを追求し続けながらも、

伝統にとらわれない、気持ちの良い社風がある。

モノづくりのリアルな現場に伺いました。

​前編

捨てるべき伝統、

​持つべき伝統。

後編

​前編

​捨てるべき伝統、持つべき伝統

​三井所​

大庭

三井所​

大庭

三井所

​大庭

三井所

大庭

三井所

​大庭

 

三井所

大庭

三井所

大庭

三井所

大庭

三井所

大庭

三井所

大庭​

三井所

​大庭

三井所

大庭

三井所

まずは、

創立60周年おめでとうございます。

 

ありがとうございます。

60年というと言葉はシンプルですが

山あり谷ありだったと思います。

そうですね。

ちょっと、失礼な質問になるんですが、、こちらの記事を読んでいる方のために、何をしている会社か教えてもらっていいですか?

はい。

まずは仕事を語る前に、

リネンサプライという業界について説明しますね。

確かに。

この言葉から必要ですね。

当社は1958年に創業しました。

その頃は1964年の東京オリンピックに向けて、日本全体が高度経済成長の波に乗りかかっているところでした。

オリンピックに向けて、

急激に日本が成長していたんですね。

はい。

ただ、その時期の日本というのは、

旅館や帝国ホテルのような格式張った宿泊施設はあっても、今のようなビジネスやシティホテルがなかったんですね。

ライフスタイルの多様化、来日する外国人の増加もあり、ホテルの建設ラッシュが進んでいました。

そうなんですね。

しかし、ホテルを建設しても、

実際には寝泊まりするためのシーツ、布団、宴会で使うテーブル台、ナプキン、調理服など、

「どこから用意して、どう洗濯するんだ?」、

という、運用面の課題が各ホテルで露呈しました。

それまではリネンサプライという業界自体がなかったので、まずはそういった商品を提供する、とこから当社はスタートしました。

そもそもモノがないから、

ホテルで必要なモノを作るところから?

はい。

余談ですが中華の回転テーブルも当社が開発を担当したんです。

え、あれって中国発祥じゃないんですか?

はい。

目黒雅叙園さんが導入したのですが、

開発に協力しアイデアを出し合いながら進めた記録が残っています。

今は全国に広がっていますが、

雅叙園さんの例のように、どのようなモノがあるとホテルとして嬉しいか、

お客様が喜ぶかを常に考えるところから、当社はスタートしました。

なるほど。

御社以外にも同じ業界で会社があったんですか?

数社ありましたね。

その中で御社は業界トップですよね?

はい、お陰様でトップだと思います。

60年もトップを維持されているのには何か特別なことがあるんでしょうか?

そうですね。

まさに先週、社員全体との会議があって、実はその話に触れたんですが、

その中で、

「捨てるべき伝統、持つべき伝統」

という話をしました。

詳しく聞かせてください。

はい、長く事業をやっていると、

どうしても「前からやってるから」、

という暗黙のルールで是非を問われない仕事が多く出てきます。

すごくわかります。

大庭

三井所

 

大庭

三井所

大庭

三井所

大庭

三井所​

大庭

三井所

大庭

三井所

大庭

新しい社員から見ると「?」と気づくんですが、ずっといる社員は気づかない。

もしくは気づかないフリをしている。

そういったことが改善されないと、組織が動かなくなります。

確かに。

何も変えないことが「正」になる。​

  

そうなんです。

ただ、こういうことは社内の誰かの都合ではなく、

「お客様にとって必要なのか、喜ばれるのか」

を明確にし、NOであれば捨てる勇気が必要なんです。

それは本当に必要なことだと思います。

ただ実行に移すのは難しい、という側面もあると思いますが。

はい。

なので持つべき伝統としてまずは「社風」。

「なんでも言える社風にしようよ」ということを一番大事にしています。

当時は10名ぐらいの会社でした。

ただ社員が徐々に増えていくと、

社員は社内で意見を言わなくなるんですね。

確かに、会社と自分が離されていく感覚はあります。

その中でも、当社は経営陣が特に意識し、声をかけ全社一丸となって「なんでも言える社風」を残してきました。

そのことで、今の仕事で

「何が必要で、何が必要でないか?」

つまり、

「捨てるべき伝統、持つべき伝統」をフラットに言い合える関係を築き上げたことがよかったのだと思います。

 

以前、法人営業していたので、ふと気づいたのですが。

御社のオフィスは、社訓や訓示のような飾りが一切ないですよね。

はい。

成績表のグラフもないです。

よくお客様のオフィスをお伺いしていた時、「会社の雰囲気悪いなぁ」と思う企業ほど社内に訓示や成績表がこれでもかと、あるんですよ。

「お客様第一」、「誠実たれ」みたいな笑

それ自体が悪いことではないと思うんですが、そういった企業ほど、社内に会話がなくて、右肩下がりだったりする。

そういったものは置いてないですね。

直接話せば済みますし、それは飾って解決することでもないですからね。

そうなんですよね。

実は色々なコミュニケーションツールが世の中にはあるんですが、ベースは「会話」だと私も思います。

手段として、

電話、メール、チャット、SNSなど増えてますが、あくまで会話の手助けでしかない。

 

大事な言葉を社訓として飾るのも一つの手段でしょうが、どうしても一方通行になりますから。

はい。

特に経営層の言葉は一方通行になりやすいと感じています。

温度差のないような会社を目指していくのであれば、会話が絶対的に必要だと思います。

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