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​Real vol.4

「日本人の感性を信じる」

​私たちは、多くの海外文化を

取り込んでいる。

音楽も、ファッションも、

ライフスタイルでさえ、

私たちは外国の影響を

受けている。

それは悪いことではないし

素晴らしいことだ。

だけど、

真似事だけではもったいない。

私たちには、

私たちの表現の仕方がある。

日本人の感性は

私たちが思っている以上に

​素晴らしい。

日本ワインとスパイス「ブロディ」

​  代表 柏 雄司 

      

      ×

合同会社レッドクリエイト

 

 A.Ka代表 三井所 健太郎     

          

少量生産の良質な日本ワインを扱う「ブロディ」

生産者のワイナリーに直接足を運び、

現地現物を見極め、「本物」のみを仕入れる。

厳選された日本ワインと食材、

そしてその「想い」に触れるために、連日多くのワイン通が訪れる。

 

​リアルな現場、伺いました。

​前編

後編

​課題と想い

​後編

課題と想い

三井所

三井所

 

三井所

三井所

三井所

三井所

三井所

三井所

三井所

三井所

​柏

​三井所

日本ワインの魅力と将来性は十分にあると思うのですが、今後に向けて課題もあるんでしょうか?

はい。

やはり需要と供給のバランスが安定していないことですね。

 

確かに手に入りにくいんです。

理由は2点あります。

一つは天災です。

日本はブドウ栽培に適している場所はあるですが、突発的な災害、例えば台風やゲリラ豪雨など、どうしても天災が多いんですね。

特に今年は、台風が多かったので、生産数は少なくなるでしょう。

確かに日本で作る上では、如何ともしがたいですね。

はい。

野菜のように生産場所を分散させられればまだいいのですが、どうしてもワイン生産はお金と手間がかかります。

なかなか生産地を広げられないんです。

それが2つ目の、

はい。2つ目の課題ですね

ワインを作るとなると土壌も必要だし、専用の機材も必要。

機材は日本で生産してないから、海外から輸入しないといけないんです。

これが高い。

先行投資が多くかかると。

はい。

正直お金と手間がとてもかかります。

ブドウも手で積みますし、アナログな仕事も多いですから。

カネ、ヒト、モノの3点が揃わなければなかなか栽培に踏み切れないんですね。

野菜みたいにちょっと自家栽培で、みたいな感覚じゃないですもんね。

そうなんです。

ワインは生産許可のハードルも厳しいんです。

何ヘクタールの土壌があって、

どのぐらいのブドウが生産できて、

どのぐらいの生産本数を確保できる予定なのか、

など一定の基準をクリアしないと醸造免許すら取れないんです。

厳しいですね。

国産ワインの生産を促進する山梨や長野などの特区だと特別で、小規模でもワイナリーが開業できます。

逆にいうと、そういった自治体のフォローがないとなかなか個人レベルでは始められません。

土壌があるのにもったいないですね。

そうなんです。

日本は国を通さずに田畑を売買できません。

私はメルカリみたいに田畑を個人同士が売買できてもいいと思っています。

ただ、税金の問題で、自治体がどうしても絡んできます。

特区として積極的に推奨している自治体はいいにしても、自治体が日本ワインの生産にそこまで力を入れなければ、せっかくの良い土地でも野放しになってしまいます。

んー、そこまでの意義を自治体に理解してもらうにはかなりの時間がかかりそうですね。

そうなんです。

なので、これからは力のある企業なりファンドが土地を大きく買い取って、それを区画レンタルのような形で貸すモデルが増えてくると思います。

それは面白いですね。

そうなれば、個人レベルでも生産が始めやすい。

はい、先ほども言ったように若者が熱意を持って日本ワインに取り組もうとしています。

そのために環境を作っておくことはとても大事だと思ってます。

そして、今成功している技術や手法を積極的に教え、育成していく。

彼らは応用が上手なので、あと10年ぐらいすれば新しい生産者が出てきて盛り上がるとおもいますよ。

そうですね。スーパーで気軽に美味しい国産ワインが飲める時代が楽しみです。

三井所

三井所

三井所

 

三井所

三井所

三井所

三井所

 

三井所

三井所

​柏

三井所

三井所

​三井所

三井所

三井所

 

 

次にブロディさんの話にもなりますが、試飲のイベントもやってるんですね?

はい、様々な生産者さんのビンテージを飲むんですが定期的に開いています。

日本ワインも音楽と同様に、

 

「日本ワイン全般が好き」、

という人はいなくて

「日本ワインのこの産地の誰々さんが好き」

という流れができてきています。

趣味嗜好が分かれてきたんですね。

はい。

例えば、ある日本ワインのボトルをSNSに載せればお客様は反応するが、あるワインは全く反応しなかったり。

つまり、どのような品揃えをするかに、一つの正解はなくて、お客様の反応が品揃えのカギなんですね、

この見極めが難しいので、試飲会でお客様の反応を確認しながら仕入れを進めています。

単に日本ワインは美味いですよ、は常連には通用しないんですね。

 

はい。

お客様はシビアです。

1万円、2万円でも飲みたいワインがあれば、1000円でも飲みたいくないという差が日本ワインには出来ています。

そしてそういった、キラーワインがないとなかかな集客できなかったりする。

だから、仕入れと集客の関係性だけ切り取ると日本ワインはすごく難しいです。

確かに、ビールや焼酎、ウィスキーなんかと仕入れ方が違いますね。

はい。

そして、その1割のキラーワインを仕入れられるかどうか、がお店のキモだったりします。

大量に同一銘柄のワインを安く仕入れて、提供する、というわけにいかない。

 

 

そうなんです。

酒屋もそれがわかってるから、価値が上がると予想できる良い日本ワインは売りたがらなくなります。

価値が上がる段階で売りたいので。

結果、市場価格が異様に上がってしまう、という大きな問題にもなっています。

ビジネスとして儲けに走る人もいそうですね。

はい、ボトルを仕入れてオークションで何万円で売る人もいます。

ただ、それでも飲みたくて買う人がいるので、ビジネスが成り立ってしまってるんですね。

ただ、そうなると健全な流通をしない。

はい、おっしゃる通りです。

私たちがそれをしては絶対にいけないんです。

生産者さんもこの状況を危惧しているんですね。

ちゃんとした価格、ちゃんとした知識で美味しく飲んで欲しいという想いが生産者にはあります。

なので生産者さんも、

信頼のできる限られた酒屋や飲食店にしかワインを卸さない、

という考えが広がっています。

私自身も直接生産者さんの元に伺い、理解をいただきながら卸してもらってます。

難しいですね。

生産を拡大できず、美味しいが故、流通を狭めなければならない。

そうなんです。

現地まで行って仕入れてるので、諸経費もかかります。

仕入れられる数も多くないので、効率だけでいうと悪いです。

ただ生産者の想いや、今後の日本ワインの成長を考えると、不当に高い値付けは出来ません。

正直、儲けは少ないですが、その分、思いをわかってくれるお客様に来て欲しいし、飲んで欲しいと思ってます。

確かに。

来ているお客様も柏さんとの会話を楽しみながら、日本ワインを大事にしてる人が多い印象を受けました。

そうですね。

お客様がお店を選ぶように、私もお客様の層や好みを意識しながら接客や集客をしています。

具体的にはどのようにされているんですか?

そうですね、redishを使っているのもそういう理由ですね。

redish?

はい。

redishはグルメ専用のコンシェルジュがついて、お客様の要望や雰囲気に沿って信頼できるお店を紹介するサービスなんです。

お店側もコンシェルジュを通じて、想いやコンセプトに沿うお客様をご紹介してくれます。

結果、お客様、店共に望んでいる層にマッチングしてくれます。

これ、、面白いですね。

一人のプロに任せて店を選ぶ、というのはまさに信頼のビジネスです。

そうなんです。

今やグルメサイトの口コミは信頼ができなくなってます。評価が高くても自分に合うのかは行ってみないとわからない。

確かに、これはグルメに限らず、ECや旅行系の口コミや評価でも同じことが言えますね

はい、結局評価に踊らされたミスマッチが互いに不幸だと思っています。

当店舗に何も知らないで来た方が

「スーパの700円のチリワインボトルでいいじゃん」と心から思っていると、あの店は高かったなという気持ちだけ持ち帰ってしまう。

心が満足してなかったら互いに不幸ですからね。

そして誤解されやすいですが、私も想いを大事にしてくれるお客様に良い日本ワインを飲んでもらいたい。

一方で繁盛しているから、一見さんを無下に断る商売だとか、常連さんを大事にしなくなったり、理不尽な値上げをしたくない。

良いお店に良いお客様が集まる。

そこにさらに良いお客様が集まる。

そのようなサイクルができればいいなと思ってます。

ここは難しいところですが、

取り組み続けて行きたいと思います。

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​「本物」を、ジブンに。